先日「太陽の塔、黄金の顔展」を見に万博記念公園へ行って来ました。当時の「鉄鋼館」を使って沢山の品を展示しています。1階には大きな黄金の顔や記念品の数々が展示されていました。2階へあがると真っ赤な入り口があります。通路も真っ赤で、まるでツインピークスの赤い部屋。進んで行くと様々な展示品が当時の華々しい様子を私たちに伝えてくれます。各パビリオンのユニフォームは全部可愛いくて、みんなの表情は希望に満ちて楽しそうで生き生きしていました。
それとは対照的にスペースシアターの中には原爆の闇、そしてその後の明るい光を表した太陽が展示されています。流れている音楽も当時の物を使っているそうです。音楽は不安な感じがするもので、なんだか感慨深いものがありました。スペースシアターの片隅には太陽の塔の中の一部「生命の樹」の一部も展示されています。少し前に太陽の塔の中を見学できる期間があったのですが、タイミングが会わず見に行けなかったので、一部だけでも見る事が出来て良かったです。今回少し見たことでますます太陽の塔の内部が見たくなってしまいました。本当に凄い作品です。
私が最もタイムスリップしてみたい60年代後半〜70年代。少しでも身近に感じる事ができた展示でした。情報が簡単に入手出来てしまう現代。家にいてもこうしてパソコンに向かうだけで色んな情報を得る事ができる。わざわざ旅行に行かなくても簡単に外国の物が買えてしまう。便利だし嬉しい反面、物事に対する好奇心や探究心が失われていくような気がします。万博があったこの時代は見るもの全てが新しく刺激的で素晴らしい時代だったんだろうな。
とても便利な現代だけど、出来るだけ自分で行って、見て、感じる事を続けていこうと思った休日でした。